2012年 07月 25日

神様からの宿題

e0195587_03405.jpg


e0195587_04122.jpg


e0195587_043487.jpg


e0195587_045967.jpg



靄の中に浮かび上がる湖…。

静かで神秘的で 美しかった。


時々思う。

もし…



e0195587_054519.jpg



思いもよらぬその病名。

仕事上、ある程度の知識はあったので 私は目の前が真っ暗になりました。


その病名は、近い将来か遠い将来か… 光を失うかもしれないことを意味していました。


進行と年齢、どちらが勝つのか。

もしかしたら このままいけるかもしれないし、途中でその日は来るかもしれない。


知らされた当時、私は誰にも気づかれないように 毎日泣いていました。

あまり深刻にいろいろ考えたりしない私にとっても、

いつかその日が来るかもしれないことを考えるのは とても辛くて悲しかった。



でも… 泣いていても解決しない。


そして、写真を始めました。

この世界の美しい風景を 心の中に残しておくために。



そして、私は山に出会った。

まだ見たことのない 風景が、この世界にはたくさんあることに気づきました。


もし…

私があの日、あの病名を告げられなかったら 今の私はいないのかもしれない。


そう思うとちょっと皮肉だけれど。


もっと若い頃、カメラを始め 山に出会っていたら、もっとたくさんいろんなところに行けたかもしれない。

でも、たぶん 私が出会うタイミングはあの時だったのだろうと思うのです。

大げさにいえば、それが運命だった。


失うかもしれない…と思った時、その煌めきを知る。

私は、いつも もう二度と見れないかもしれない…と心のどこかで思いながら

この景色を見ている。


きっと 神様からのちょっと皮肉で ちょっと優しい宿題。


今を大切にしなさいって。

悲しんでいないで、たくさんいろんな景色を見に行きなさいって。



だから、行こう。

まだ見たことのない風景を見るために。

あの山へ…。

by m-kotsubu | 2012-07-25 00:47 | 山歩き


<< 雨の木曽御嶽山(富士登山トレー...      志賀高原…横手山~芳ヶ平~白根... >>