空に近い週末 ~ めっせーじ♪ Vol.2

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2012年 11月 25日

優しい山の時間 Ⅱ

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北八ヶ岳 縞枯山荘にて



雪はまだ降り続いていた。

外は とんでもなく寒かったけど、小屋の中はあったかかった。


懐かしい練炭の掘りごたつ。
祖母の家にあったっけ。

両親が共働きだった私たち三姉妹にとって 祖母が母親のようなものだった。


掘りごたつでうとうとするの…幸せだったな。^^


予想外の大雪のためか 11月という中途半端な季節のためか
その夜、泊まったのは 私たちを入れて4組だけだった。


私たちと同じく、雪のため急遽泊まることになったらしい?
男性2人と女性1人の 50代か60代くらいのグループ。

私たちよりちょっと年下らしい2人の女の子。

そして 一人で黙々とお酒を飲みながら本を読んでいる50代くらいの男性。


自炊をしていた3人組が、部屋へと引きあげたあと
私たちは 掘りごたつに入って、のんびりと過ごした。

最初は話さなかった男性も 少しずつ話し始めた。


彼は 茨城から来たらしく、「明日はどちらへ?」と聞くと
「もう下山します」 と笑った。

彼は ここ、縞枯山荘に泊まるために、茨城からやって来たのだそうだ。


山に来た…のではなく 山小屋に来た…らしい。

それも、かなりの割合で来ているようで その姿はすっかり山小屋に馴染んでいた。



いいな…。

なんて素敵な山の楽しみ方。  なんて贅沢な時間。


そういえば、その人はジーンズを履き、ロープウェーの中で長靴に履き替えていたっけ。

何者なんだろう? って思った(笑)


話の中で、なにげなく彼が言った。

「お二人があとから来るだろうと思って しっかり足跡つけてきたんですよ。」


そっか…この人がつけてくれたんだ。


まだ歩く人のほとんどいない雪の道。

中途半端な量で、うっかりすると木道の隙間に落ちてしまう。

私たちは、この人の足跡についてここまで歩いてきたのだ。


ありがとう…。



山で交わす会話は 不思議だ。

優しさや あったかさが、ストレートに心に響く。


きっと自分の心が 山という大きな自然に触れて、素直になっていくからなんだろうな。

子どもの頃に戻って行くように…。


そして、彼がはるばるここに通う気持ちが なんとなくわかるような気がした。


ここには 都会の暮らしで忘れてしまう 
ゆっくりした時間の流れや 優しさが溢れているから…。





いいな…。  私も見つかるといいな。

常連の山小屋。


そしてそれが ココ、大好きな北八ツの山小屋だったら とっても嬉しい。

by m-kotsubu | 2012-11-25 00:43 | 山歩き


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