空に近い週末 ~ めっせーじ♪ Vol.2

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2013年 12月 15日

森へ・・・

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2013. 6. 8  屋久島にて


森のこわさはすっかり消えていました。

じっと見つめ、耳をすませば、森はさまざまなものがたりを聞かせてくれるようでした。

森はゆっくりと動いているのでした。



                              星野道夫 「森へ」 より



写真を撮るくせに、私は写真家の方の名前を全然知りません・・・^^;

星野道夫氏。
アラスカの自然と野生動物をテーマに、撮影活動を続け 1996年にクマに襲われ命を落とした写真家。

たぶん聞いたことはあったとは思うのですが
星野氏の写真をきちんと見たのは ここに入れてくださったある方のコメントを読んでからでした。

私の写真が星野氏の写真に似てきたという・・・ 
(もちろん とんでもないです。 逆立ちしてもあんな写真は撮れない。^^;)

でも、恥ずかしながら星野氏の写真を見たことなかったので ネットで1冊の本を買ってみました。

それが 最初に載せた 「森へ」 という本。

小学生も読めるような優しい文章と 美しい写真で綴られた、
アラスカからカナダに広がる原生林の森の物語。

その本を見て その写真を見たとき、そのコメントの意味がわかった気がしました。

もちろん足元にも及ばないけど その写真は、私がとっても好きな感じの写真だったから。



森は全ての生命の源。

全ての命は森で生まれ、森に還っていく。


私が森に惹かれるのは、たぶんそこに生命を感じるから。


屋久島を思い出しました。

台風に阻まれ、その島をじゅうぶんに味わうことはできなかったけれど・・・。

またいつか必ず。  

あの時、私がたどり着けなかったのは またおいで・・って屋久島の神様が言ってくれたから。




これほどたくさんの水をたたえた星は まだ見つかっていない。

水が命を生み、はぐくんできた。

しかし、人間がつかうことのできる川や湖の水は わずか0.01パーセント。

その水を、たくわえ浄化し、ゆっくり海に届けているのは、豊かな森。


                                   


                           「森の本」より

by m-kotsubu | 2013-12-15 20:20 | 山歩き
2013年 06月 19日

雨の屋久島物語 (4) 布引の滝

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屋久島 布引の滝にて


山の中から 湧いてくるように流れるその滝を遠くから見た時 思わず声をあげた。

ダイナミックで、美しくて。


山からやってきたその水は すごい勢いで流れ去って行く。


もし…この中に落ちたら…

私の身体も心も、屋久島の森の奧深くに連れ去られてしまうのだろうか… そんなことをふと思った。



大雨だからこそ見れた風景。





そして、私はこのあと、この島でいくつかの滝に出会います。

どの滝も美しく、豊かな水をたたえ 迫力のある姿で私を魅了しました。


そして、悲しみでいっぱいだった私の心は

この島の自然に触れ 少しずつ少しずつ明るくなっていきました。


傷が少しずつ癒えていくように…。

by m-kotsubu | 2013-06-19 21:31 | 山歩き
2013年 06月 17日

屋久島の魔法

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屋久島にて



あの大雨の屋久島から 1週間。  早い。


私は東京に戻ってからも なんだかふわふわした気持ちで 毎日を過ごしていた。


大雨のあの島も 反対側は晴れている時間帯もあり 時々薄日がさしたりした。

そのつかの間の晴れ間にあの島が見せてくれた美しさ。

強烈な自然そのものの美しさは 私を捉えて放してくれない。


それは なんだか夢のような世界で 日本ではないみたいで…


なんて説明したらいいのかわからないけど 不思議な魅力だった。


雨に濡れた木々は 瑞々しく美しく輝き、私を呼ぶ。

垣間見たヤクシカの強く優しい瞳。

忘れることができない。


またあの島を訪れる時がくるまで きっとこの魔法は解けないだろう。


私は あの島に憧れ続ける。


遠距離恋愛の片想いが いつか叶う日が来るまで。

by m-kotsubu | 2013-06-17 00:35 | 山歩き
2013年 06月 14日

雨の屋久島物語 (3) ひとりぼっちのヤクシカ

ちょっと順不同になります。

今日 UPすることは、絶対に書いておきたかったこと。


1日めの夜、雨はしだいに激しさを増し、
屋久杉へ向かう登山道以外は 全ての山への道は通行止となり、山にも入山規制がひかれました。

もののけの森…白谷雲水峡へ行くという 私の願いは この時ほぼ絶たれました。

それでも、私は心のどこかで この雨がやみ、森に会いに行けるのを信じていたのですが…。


2日め、やはり雨はやまず…。

どうすることもできず、雨の中 島を一周することにしました。


屋久島は不思議な島。

島の反対側は もともと雨が少ない地域で 時々日も差したりしました。


山は荒れていました。

道路には 大きな木が落ちていたり、石が転がっていたり
ところどころには 水が吹き出していて…。

いつもはたくさんのヤクシカやサルに出会えるという場所にも 動物たちは見当たりませんでした。

動物たちも、私に姿を見せてくれない… 悲しかったな。


そんな時、1頭のヤクシカに出会います。


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最初は わからなかった。

夢中で写真を撮っていました。

でも… 何か違和感を感じたのです。


シカが去ってから、すぐ写真を見直し あることに気づきました。

この子は…・


たぶん観察用。 耳に印をつけられている…。


あとから聞きました。

普通、シカは何頭かで群れているもの。

でも、人間の手に触れられてしまったシカは もう群れには戻れないのだそうです。

仲間に受け入れてもらえない。


シカの生態など、詳しいことは不勉強でよくわかりません。

でも、そのことが本当ならば この子は一生こうして一人で生きていかなくてはならない。


ごめんなさい…。

私は今でも この子のことを思い出すと 涙がとまらない。


あの時私を見つめていた目は 何を訴えていたのか・・・。


悲しくて そして優しい瞳でした。



                                         続く。


※ちょっといろいろで ご訪問ができずにいます。 すみません…m(_ _)m
 落ち着いたら 伺います。

by m-kotsubu | 2013-06-14 22:45 | 山歩き
2013年 06月 13日

雨の屋久島物語 (2) 苔むす森で…後編

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屋久島 ヤクスギランドにて


私は雨の中 その森を一人歩いた。

友とははぐれた…。


その森に棲む精霊たちを感じながら 私は一人歩いた。


雨はだんだん強くなっていく。

その森を歩く人は少なく ほとんど人には会わなかった。


不思議な感覚だった。

なにがどう? と聞かれても、上手く答えられないのだけれど・・・


何かにずっと見つめられて 何かに護られているような そんな感覚。


友のことを気にしながらも 私は何かに惹かれるように シャッターをきった。




このあと… 私はここの管理をされている方と 無線を持って 友を探すはめになるのです…(笑)

ほどなく見つかりましたが。


今思えば コースもちゃんとしていて はぐれてもそう心配することではなかったのですが…・

まぁ、そのことは 深くふれないで…(笑)


そして ここでヤクザルに会います。

屋久島で出会う 初めての動物…。  可愛い♪


雨は どんどん強くなっていきました。

この時もまだ私は あの森に出会えると信じていました。



                                             続く♪

by m-kotsubu | 2013-06-13 21:41 | 山歩き
2013年 06月 12日

雨の屋久島物語 プロローグ

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私は ずっとずっと憧れだったその島に 降り立った。


東京を出た時は 真っ青だった空。

その島に着いた時には 黒い雲に覆われていた。


でも、屋久島は雨の島。 

雨が降ってこそ美しい苔の森に 私は絶対に出会えるとこの時は信じていた。


まさか…大雨が 私の行く手を阻むとは この時思いもしなかった。


これから出会う風景に、わくわくしていたのに…・。



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この日以降、台風の接近に伴う大雨が この島を襲った。

山への道は通行止となり、入山規制がしかれた。


ここまで来て…こんな近くまで来ているのに、私はあの森に会いに行くことができない。


失望と悲しみ、どうにもならない思いが 私を襲った。


でも、どんなにあがいても、偉大な自然の力に逆らうことはできなかった…。




結局…私は 憧れだったもののけの森に出会うことができず 

台風を避けるために 一日早く島を出ることになります。


飛行機の決行にめげそうになりながらも 高速船を使ってなんとか昨日戻ってきました。


大雨だったけど 島を一周して、出会った様々な風景。

そこでの出会いが 悲しみに打ちひしがれていた私の心をだんだん溶かしていきました。


その心の移り変わり、私の屋久島への想い…

そんなものを綴っていけたらいいと思っています。


予定より、ずっと少なくなってしまったけど 私の心に映った風景とともに…。



その島は 雨の島…。


普通に行けば行くのはそう難しくはないその森に 私が今回たどり着けなかったのは
きっと何か理由があるのだと 思っています。

まだその時期ではなっかったのか…・。



誰にでも憧れの地や、どうしても行ってみたい場所がきっとある。

そこは その人にとって きっと特別な場所。

特別だから、そう簡単にすんなりと辿り着くことができない。


なんでもない人にとっては すぐに行ける場所なのに…・。


私にとって きっとその森は そんな場所なのだと思っています。


島を出る時 一人の年配の女性に言われました。

「今回、山に入れなかったのは きっとまた来なさいって言われてることだよ。」 って。

「また来なさい。 それをこの島は待っているのだから…」 って。


私は 帰りの高速船で 泣きました。

その言葉が嬉しくて…。


絶対また行きます。  きっと、またこの島は私を呼んでくれると思うから…。


☆私がこの島で出会った方々、一緒に旅してくれた友達、
 そしてめげそうになる私を ずっと励ましてくれたTwitterのフォロワーの皆様に
 心からお礼を言います。
 ありがとう…。 





※ 長い間、お返事 ご訪問できずにすみませんでした。 m(_ _)m
  またよろしくお願い致します。

by m-kotsubu | 2013-06-12 11:26 | 山歩き